音ゲーでも有名な、Silver ForestのPhantasm Brigadeを紹介

この記事は約2分で読めます。

「ネクロファンタジア」ボーカルアレンジ厳選まとめ Vol.5

東方Projectの不朽の名曲、「ネクロファンタジア」のボーカルアレンジ特集、早いもので5回目となりました。各種サブスクリプションサービスで手に入るこの曲のアレンジの中から、特に印象的なものを選んで紹介してまいります。

Phantasm Brigade

Silver Forestの楽曲「Phantasm Brigade」は、2007年の例大祭で初めて披露されたネクロファンタジアアレンジの一つで、ノリの良い4つ打ちのリズムが特徴。この楽曲の編曲と作詞は、Silver Forestのほぼ全ての楽曲の制作を手掛けるNYO氏が担当しており、その才能が存分に発揮されている。

曲の幕開けから、ボーカルが一気に飛び込むことで疾走感を演出しており、聴き手を息つく間もなく引き込んでしまう。これは巧妙な手法と言えるだろう。全体を通じて使用されているダンサブルでテンポの良いシンセの音は、聴く者に高揚感を感じさせ、まさにトランスの魅力を引き出している。そして、最後の大サビでは、メロディがまるで輪唱のように繰り返され、ハーモニーが重ねられるかのような仕掛けが見事に展開される。心地よく共鳴するメロディが、聴く者の感情を揺さぶるかのようだ。

このバージョンの「Phantasm Brigade」は、さゆり氏が歌唱を務めており、彼女の力強く美しい声が楽曲に一層の魅力を加えていて、数多くのネクロファンタジアボーカルアレンジの中でもひときわ目立つ印象だ。

2014年には、奏瀬いちこ氏によるカバーが発表されており、このバージョンもまた、オリジナルとは一味違った魅力を持っている。

なお、「Phantasm Brigade」は、「チュウニズム」など複数の音楽ゲームに収録されており、その難易度の高い連打が話題になるなど、ゲームを通じて多くの人々がこの楽曲に触れることになった。

「Phantasm Brigade」は、Silver Forestの創造力と才能が詰まった素晴らしい楽曲である。その疾走するトランスの魅力に酔いしれること間違いなしだ。リズムに合わせて身を任せ、心地良いメロディに耳を傾けると、まるで別世界へと誘われるかのような感覚が広がることだろう。Silver Forestのファンはもちろん、ネクロファンタジア好きであれば、絶対に聴くべき一曲である。