Shibayan Recordsのアモリタチテカミトミユは8分超えの大作アレンジ

この記事は約2分で読めます。

「ネクロファンタジア」ボーカルアレンジ厳選まとめ Vol.1

「八雲紫」のテーマ曲として知られる「ネクロファンタジア」。東方妖々夢のボス曲であるこの曲は、激しさと繰り返しの旋律が特徴で、東方ファンにとっては大人気の原曲である。

そんな不朽の名曲が数多くのアーティストたちによってボーカルアレンジされ、新たな息吹を吹き込まれている。

今回の連載企画では、各種サブスクサービスで聴けるアレンジの中から特に優れたアレンジを厳選して紹介していくぞ。

アモリタチテカミトミユ

「アモリタチテカミトミユ」は、Shibayan Recordsのアレンジアルバム「Broad Border」に収録された、3L氏がボーカルを務め、やまざきさやか氏が作詞した楽曲である。

この曲は「ネクロファンタジア」を原曲としつつも、原曲要素は比較的薄め。逆に言えば、原曲を知らなくても楽しめるようにアレンジされている。イントロは緩やかな単一のシンセ音から始まり、少しずつ徐々に音が加わっていくさまには不思議と引き込まれてしまう。歌詞は、神話的な要素を取り入れた詩的なもので、難解な言葉も多く使われている。

曲の長さは実に8分を越え、イントロも長めであるのだが、その分ゆったりとした雰囲気で聴いていると心が落ち着いていくような感覚がある。また、3L氏のウィスパーボイスが印象的で繊細な世界観とマッチし、柔らかい雰囲気がうまく作り出されている。

「ネクロファンタジア」をShibayan Recordsらしい独自の解釈で表現しているこの楽曲には、聴き手を引き込む力があり、Shibayan Recordsのファンはもちろん、幅広い東方アレンジファンから高い評価を得ている作品の一つなのではないだろうか。